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ほごけん。 [日々のこと]

よく拝見するブログがいくつかあるのですが、そんな中で漫画家柴田亜美さんのブログを訪問することが日課になりました。

柴田さんは漫画「パプワ君」の作者です。
漫画についてや、飼っている犬の記事のブログだと、はじめは単純に思っていましたが、実際は違いました。。
現在犬を3匹飼われているのですが、その犬のことはもちろんのこと、「保護犬」の預かりボランティアをされていて、その日々のことを書かれていました。
いま同居している3匹のうち1匹も元保護犬だったのですが、高齢であることから、そのまま柴田さんが里親として引き取ったそうです。
そして、現在一匹の預かり犬を含め、合計4匹と同居中。

「保護犬」とは、保健所などで“処分”されるところを処分寸前に保健所から引き取られた犬のことです。
もちろん、猫の場合もあります。
柴田さんが協力しているのは保護団体 ALMA(旧CATNAP )さんで、犬や猫を引き取っているそうです。
保健所で処分される痛ましい動物がいることは知っていました。
札幌では「動物管理センター」で一般の人が引き取ることが出来るのですが、保護団体が存在するとは知らなかったので、それから柴田亜美さんのブログを訪問するようになりました。
それらの保護団体は、ほぼ「寄付」で成り立っているそうです。

柴田さんが行っている「預かり」さんとは、保護団体が引き取った犬を、新たな飼い主が決まるまで、預かり育てる人のことです。
単に飼うだけではありません。医療行為ももちろんですが、しつけの部分でもきちんと対応できるようにしていくんです。

保健所に持ち込まれる理由は様々。
ブリーダーが放置したり、公園などに遺棄する場合もあるそうですが、一番悲しいのは、昨日まで飼っていたのに、ちょっとした理由で殺処分されると分っている保険所へ持ちこむ飼い主がいること。
その理由は「子供がうまれた」「子供がアレルギーになった」「引越しで飼えなくなった」「旅行にいくから」などなど安易なものです。
まだ飼い主が直接持ち込む動物は、一応きちんと飼われていたので、状態はさほど悪くありませんが、それ以外の場合の犬の状況は、病気を抱えていたりとひどいもの。
癌を患っている、失明している、子供を生ませるだけ生ませて捨てる、歯を失っている・・・。
そして、心が痛むのは、その犬の表情・・・・・。
物悲しい、諦めたような悲しい表情・・・・。

しかし、保護団体に引き取られ「預かりさん」で生活していくと、だんだん表情も明るくなり、生き生きとしてくる・・・それが唯一の救いかもしれません。
そして、柴田さんのように預かりさんはブログを使って自分が預かっている犬の様子を紹介し、里親を募集しています。
里親さんになる方々も、その犬の状況を理解し、慈しんでいる様子がとてもステキです。
(両目が摘出された犬、保健所で他の犬にかまれて下半身が麻痺した犬、病気を抱えている犬・・・それでも全てを受け入れ、愛情を注ぐ里親さんが素晴らしいです)

私の友人が、以前に山奥の新興住宅地(本当に山の中にぽっかりと出来た住宅街だったw)に住んでいたとき、そこまでやってきて、車の窓から犬を捨てていく人がいる、と言っていました。
ある日、友人の家の庭に(えさを食べていないので)痩せてよろよろとした犬が入ってきたそうで、そのときからその犬が友人の家に飼われることになりました。
私が遊びにいったとき、それはそれはもう“フレンドリー”な犬で(笑)、すごく可愛かった。
苦しい自分を救ってくれた友人を120%信じている、そんな感じでした。
(もう、だいぶ前に病気で死んでしまったけれど・・・。そのことを聞いたとき、自分の犬のように悲しかった・・・)

犬、もしくは猫を飼いたいんですが、どうも母がダメで・・・。
セキセインコを飼っている(家の中で放し飼いしてました)とき、触れないけれど、肩に乗るのはOKで、結構いい関係だったんですけどね。
ま、私も子供だったので、お世話を母にまかせっきりだったのも「絶対、ペットはダメ」と言わせる要因でもありますけど・・・反省。
だから、今は飼えないけれど、そのうち一人になるときが来たら、そのような保護犬や保護猫を引き取れたらいいなと思っています。
私の年齢的に子犬や子猫を飼うことは難しい(20年後に自分がどうなのかを考える)ので、成犬や成猫なら最期を看取ることが出来るから。

そして、柴田さんが書いた保護犬についての漫画「ほごけん」を先日購入。
ほごけん.jpg

人間の都合で悲しい末路を迎える動物が少しでもいなくなることを願って止みません。


保護団体ALMA

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つれづれなるままに、日ごろの日常のことをぼやき続けます。そして、その半分は2015年12月から登場のわんこ「我夢(がむ)」のことw